「金色のコルダ3」あらすじとシリーズ紹介

 

・金色のコルダ3・あらすじ

・金色のコルダシリーズとは

・コルダ3の評判が微妙だった理由

 


 

金色のコルダ3・あらすじ


 主人公・小日向かなで(名前変更可)はヴァイオリンの道を志す高校2年生の女の子。

 田舎の小さな町で、幼なじみの如月律・響也の兄弟と3人、ヴァイオリンを弾いていました。

 小さい頃は才能を認められ、将来を期待されていましたが、現在は伸び悩んでいます。いわゆる天才→神童→凡人コースというやつですね。

 

 主人公が中学2年の時、律が進学のために故郷を出て行きます。

律が入学したのは、横浜にある星奏学園の音楽科でした。

 そこで多くのライバルと出会い、切磋琢磨することが、自身の成長に必要であると彼は考えたのです。

 

 主人公は、その後も故郷の町で響也と共にヴァイオリンを弾いていましたが、ある出来事をきっかけに、今の自分のままではいけないと一念発起。

 律の後を追うように、星奏学園への転校を決意。律が部長を務めるオーケストラ部に入部します。

 

 ちょうどその頃、オーケストラ部では、夏の全国学生音楽コンクールに向けて、メンバー選抜の真っ最中でした。

 ヴァイオリンの道をあきらめないために。多くのライバルたちと競い合い、 もう1度自分の音を取り戻すために。

 主人公はコンクールのメンバーになることを目指します。

 

 ……と、ここまでが物語の導入部。

 コンクールを縦軸に、仲間たちやライバルたちとの恋を横軸に、主人公のひと夏の物語が幕を開けます。

 

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「金色のコルダ」シリーズとは


「金色のコルダ」はクラシック音楽と恋をテーマにした乙女ゲームシリーズです。

 制作はコーエーのルビー・パーティー様。いわゆる「ネオロマンス」シリーズのひとつでもあります。

 

 イベントは明るく楽しいものが多く、キャラクターは個性的、かつ魅力的で、キャラ同士の掛け合いなども楽しめます。

 舞台が高校ですから、「糖度」はさほど高い方ではありません。ただ、ルビー・パーティーさんらしい、甘いセリフもちゃんと聞けますよ。

 温かく、幸せな気持ちにしてくれるゲームです。

 

 個人的には、シリーズ初タイトルの「金色のコルダ」が最もオススメ。

ゲームとしてはけっこう難しいので、「乙女ゲームは、イベントさえ見られればそれでいい」という人には向きません。むしろ、「乙女ゲーム?まあ、おもしろいけど、難易度ヌル過ぎ?」みたいな人にこそ、是非やってほしい。

 とにかくゲームシステムがよくできています。

 難易度が絶妙(多分、攻略本はあった方がいいと思うけど)で、ランダム要素もあって、何度プレイしても計算通りに行かず、管理人的にはそこがハマリました。

 また、攻略キャラたちは初対面の人ばかりなため、最初は不自然さのない程度にそっけないです。

 それが音楽を通して少しずつ距離が近付いていく過程は、非常に説得力があり、最後は感動しました。

 

 クラシック音楽に興味のない、よく知らないという人も問題なく遊べます。むしろ、いろんな曲が聞けて楽しいですよ。

 きれいな音楽を聞いて不快になる、という人は滅多に居ないでしょうし、このゲームを通して、クラシック音楽に無理なく親しむ、というのもいいかもしれません。

 

 また、コルダシリーズの主人公はしゃべりません。スチルも後ろ姿などが多く、主人公の表情が見えないように工夫されています。

 要するに、主人公が無色に近いんですね。代わりにプレイヤーが任意の選択肢を選ぶことで、主人公に色をつけていく=個性を作っていく感じです。

例えば、積極的な選択肢を数多く選んでいけば、元気で勝気な女の子に見えてくるし、逆に消極的な選択肢を選べば、おとなしい女の子に見える、という具合に。

 攻略キャラには、当然、好みの違いというのがあります。

 相手に合わせて主人公のイメージを変えるもよし、自分好みの選択肢を選んで、最も相性のいい相手を攻略するもよし。

 最初から主人公に個性や性格がある場合とは、また違った楽しみ方ができます。

 

 キャラデザインは呉由姫さん。

 スチル(1枚絵)は非常にキレイで、ゲーム中、見惚れてしまったこともしばしば。背景等もちゃんとしていますし、絵に関しては何の問題もありません。

 

「金色のコルダ2」からは、難度がやや易しくなり、ヒントなども表示されるようになり、攻略しやすくなっています。

 管理人的には前のシステムの方が好きですが、それでも十分満足できるゲーム内容でした。

 さらに続編である「金色のコルダ2アンコール」、PSP移植版にイベントと新キャラを追加した「f」(フォルテ)シリーズなどもあります。

 

→「金色のコルダシリーズ」の詳しいレビューと製品情報を見る

 

「金色のコルダ3」では、キャラクターを前作までと一新し、舞台も8年後となっています。

 システムは「2」を踏襲しつつ、音ゲー要素が若干、加わっています。

 

 この「3」、実はシリーズファンの間では発売当初、評価が微妙でした。

 続編もなかなか作られず、マンガ版も連載が早々に終わってしまったり、失敗……?と思われても仕方のない状況でした。

 その後、「金色のコルダ」シリーズ10周年に合わせてフルボイス版が出たり、舞台をライバル校に移したアナザースカイ編が出たり、TVアニメが作られたりと、盛り返してはいるようですが。

 次項では、この評判が微妙だった理由を少しだけ考えてみたいと思います。



コルダ3の評判が微妙だった理由


 まず誤解のないように書いておくと、この「評判が微妙」というのは、あくまで「シリーズファンの間で」です。

 シリーズ初挑戦というユーザーには、「乙女ゲームとしては及第点」とそこそこの評価をもらっていたようです。

 

 で、シリーズファンの評価が辛かった理由は、というと。

 

 ひとつはキャラクターを一新したこと。

 前作までのキャラが、かなり良かったですからね。もっと続きが見たい、続けようと思えばできるのに、なぜ??と思ったファンが多かったのでしょう。

 

 もうひとつは攻略キャラの多さ。

「3」では、攻略対象キャラが12人も居るため、1人1人のイベントはだいぶ薄くなっています。

 個人的には、短くても説得力のあるシナリオもあったと思っているし、恋愛色が薄い分、1度にいろんな人のイベントを見て、みんなでワイワイやるのも楽しかったですけどね。

 ただ、人によっては、説明不足、書き込み不足も見られたのは事実で、この点は否定のしようがありません。

 

 最後は、前作までと「雰囲気が変わった」こと。

 ちょっと曖昧で、シリーズファン以外にはわかりにくい部分ですが、ナンバリングタイトルである以上、作品の雰囲気というのはけっこう大事です。「3は私の好きなコルダじゃない」と言って、シリーズから離れてしまったファンも少なくなかったようです。

 管理人も、この評判を聞いて、手を出すのをずっとためらっていました。

 

で、実際に遊んでみた結論は。

「言われているほど、変わってはいない」でした。優しく温かい、コルダならではの空気は健在です。

ただ、この結論は、最後まで遊んでみた上でそう思った、ということ。

途中、何度か違和感を覚えた場面は確かにありました。

 

原因のひとつは、新システムの「マエストロフィールド」。

あんな必殺技みたいなの、コルダにいらないって……。

いや、システムとしてはわかるんですけど、登場キャラたちがそれを必殺技みたいに話題にしてることに違和感ありまくりです。

あれのせいで、下手すると「トンデモクラシック」みたいに見えちゃうんですよ。

 

もうひとつは、「目指せ!全国優勝!」みたいなノリでしょうね。

コルダシリーズは、今まで「音楽」というものを非常に大切に描いていました。

今作でもそれはそうなんですが、「音楽」というのはスポーツとは違いますから、「人と競い合って勝つ」ことに重点を置くのは、ちょっと違うよな、と思ってしまうんですよね。

全国優勝に燃えているのは、主にオケ部部長の「如月律」です。

この律のキャラがクール眼鏡で、某テニスマンガの某部長と微妙にかぶるために、いっそう「3」のテンションに違和感を覚えてしまった人が多かったようです。

律のイベントを最後までちゃんと見てみると、彼がなぜ全国優勝にこだわるのか、その理由にも、ある程度の説得力を感じることはできるんですが。

 

以上を踏まえた上で、まだ購入を避けている、あるいはためらっているというシリーズファンが居たら、1度実際に遊んでみてほしいな……というのが管理人の希望。

日野ちゃんたちが好きだったのに残念、という感情を取っ払って見れば、シリーズタイトルとしても、十分楽しめる内容だと思いますよ。

 

イベントが薄い、という点については、「3」本編でお気に入りキャラを見つけて、アナザースカイ編でそのキャラを掘り下げて楽しむ、という方法もあります。

 

このアナザースカイ編、主人公が転校したのが、もし星奏ではなくライバル校だったら……という設定で描く、ひと夏のifストーリーです。

神南編、至誠館編、天音学園編、と3本出ていて、評判は上々。

コンクールを別視点で楽しめること、攻略キャラが少ない分、各キャラの魅力に深く触れられること、などが好評の理由のようです。

管理人は今のところ、神南編のみプレイ済み。ツッコミどころは多いけど(笑)、買って損はない内容でした。

至誠館編もいつかやってみたいですね。天音は……まあ、どうだろ……。

 

 以上、あらすじとコルダシリーズの紹介でした。

 別ページに「3」の短編小説と、簡単な登場人物紹介を載せていますので、 お暇がありましたら、そちらもお楽しみください。

 

→「金色のコルダ3」の小説を読む

→「金色のコルダ3」の登場人物紹介を見る




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