「遙かなる時空の中で」シリーズ・レビュー

 原作ゲームの紹介ページ(続き)です。



遙かなる時空の中で3 

 機種:プレイステーション2 2004年発売

 制作:ルビー・パーティー  キャラクターデザイン:水野十子

 CERO:B

 主人公:春日望美(名前変更可能)、声なし

 それ以外のキャラ:パートボイス

主な声優:三木眞一郎、関智一、高橋直純、宮田幸季、中尾茂、井上和彦、保志総一朗、石田彰、置鮎龍太郎、浜田賢二

 

 シリーズ3作目。

「2」からおよそ百年後。源平合戦の京や鎌倉が舞台。

 主人公は源氏方につき、怨霊を操る平家一門と対決する。

 

最大の特徴は、「運命上書きシステム」。

 源平の戦場で、悲劇的な運命を辿る登場人物たちを救うため、主人公は時空を移動し、歴史を書き換えていきます。

 物語は章構成になっており、主人公の行動によってストーリーが細かく分岐します。

 

 シリーズ中で、最も人気のある作品、と言ってもいいでしょう。

 管理人も、こんなサイトをやってるくらいですから、もちろん「3」にはハマリました。

 メインキャラのほとんどが1度は死にますからね。何とか運命を変えたい、ってのめりこみますし、主人公も凛としてかっこいいし。

 

 ただ、悪い所が全くない、というわけではありません。

 全体的にまとまっていた「1」や「2」に比べると、魅力はあるけど、ツッコミどころも多い。

 今までのシリーズでは、「恋愛」がメインで、「戦い」は添え物程度の扱いだったから、多少ストーリーに矛盾があっても気にしませんでしたが、「人間同士の戦い」という重たいテーマを扱う以上、もう少し話に説得力を持たせてほしかった。

 まあ、そういうツッコミどころも含めて、「ハマる」作品です。



遙かなる時空の中で3 プレミアムBOX (PS2 2004年)


 上記「遙か3」の特典付きバージョン。ゲームの内容は同じ。

 特典は、扇子とCD(平家物語の冒頭や、神子と攻略キャラたちのイベント等が納められている)。












KOEI The Best
遙かなる時空の中で3
 (PS2 2007年)


 上記「遙か3」の廉価版。内容は同じ。








遙かなる時空の中で3−十六夜記− 

機種:プレイステーション2 2005年発売

 制作:ルビー・パーティー  キャラクターデザイン:水野十子

 CERO:B

 主人公:春日望美(名前変更可能)、声なし

 それ以外のキャラ:パートボイス

主な声優:三木眞一郎、関智一、高橋直純、宮田幸季、中尾茂、井上和彦、保志総一朗、石田彰、置鮎龍太郎、浜田賢二、鳥海浩輔

 

 上記「遙かなる時空の中で3」の追加ディスク。

 主な追加要素は、以下の通り。

 

「平泉ルート」……三草山の戦いから、義経が福原に攻め入り、壇ノ浦で平家を滅ぼすが、頼朝に追放されて平泉に落ち延びる……という、より史実に近いルート。

「十六夜エンド」……攻略キャラ1人1人に、新規イベントとエンディング。

「本拠地システム」……「京邸」「梶原邸」のマップが追加され、本拠地でくつろぐ攻略キャラの様子が見られます。

「新装束」……攻略キャラの普段着。屋内で鎧着てたら変ですからね(笑)。九郎のはちょっと派手すぎないか?と思うけど、他はだいたいみんな似合ってますよ。朔の衣装がないのが残念過ぎる……。

「新たな攻略キャラ」……「平知盛」と新キャラ「銀」。

 

 内容はもう、ファンなら大満足です。

 特に、裏熊野ルートから壇ノ浦での、平知盛というキャラの掘り下げ方は素晴らしかった。

 大団円エンド後のイベントは、むしろ蛇足。あの状況で、あの2人が恋に落ちるなら、悲劇以外の結末は嘘になってしまう、と思います。

 

 ただし、このゲーム単体では、上記の追加要素を全て見ることはできません。「ミックスジョイ」という作業が必要なので、注意が必要です。

 簡単に言うと、「十六夜記」を起動させた後、ディスクを「遙か3」のものと入れ替えて、読み込んだのち、再び「十六夜記」のディスクを戻すという。

 慣れてしまえばなんてことはないですが、面倒といえばかなり面倒。

 こうした作業が苦痛に感じるという人は、「3」と「十六夜記」が1つになったPSPバージョンを購入しましょう。




遙かなる時空の中で3−十六夜記− プレミアムBOX (PS2 2005年)


上記「十六夜記」の特典付きバージョン。ゲームの内容は同じ。

特典の内容は、原画資料集(カラー)と、「遥か3」のエンディングイラストカード。









遙かなる時空の中で3+十六夜記ツインパック
 (PS2 2005年)


遙か3」と「十六夜記」が2枚パックになったもの。









KOEI The Best遙かなる時空の中で3−十六夜記− (PS2 2007年)

 上記「十六夜記」の廉価版。内容は同じ。









遙かなる時空の中で3−運命の迷宮(ラビリンス)−

機種:プレイステーション2 2006年発売

 CERO:B

 主人公:春日望美(名前変更可能)、声なし

 それ以外のキャラ:パートボイス

 

 攻略キャラたちと現代で過ごすという、ファンなら多分、1度は夢見たことのあるシチュエーションを実現。

「遙か3」の大団円エンドの続き。一応「3」シリーズの完結編ということになっています。

 

 ただし、評判はけっこう微妙。

 マップが見にくいとか、迷宮の攻略が面倒、といったシステム面の不満。

 また、細かい設定に対するツッコミ(現代で暮らすなら、金銭面の問題はどうなっている)なども目立ちました。

気にしない人は気にしないでしょうけど、管理人の場合は、そういう所がいい加減だと、せっかくのイベントも微妙に萎えるんですよね……。

 

 イベントの内容自体は悪くないみたいなので、大好きなキャラがとにかく見たい、という人なら買って損はないとも聞きます。

一方で、「十六夜記」に満足したなら、敢えてこちらは手を出さない、というのも1つの選択でしょう。

 ストーリー面では矛盾の多い「3」に無理に結末をつけても、満足のいくものになるとは思えません。「3」は未完の物語、あるいはプレーヤーによって結末の違う物語。それでいいんじゃないかなと思います。



遙かなる時空の中で3−運命の迷宮− プレミアムBOX (PS2 2006年)


上記「運命の迷宮」の特典付きバージョン。ゲームの内容は同じ。

特典の内容は、フォトライブラリとメモリアルCD。「遙か3」のスチルがほぼ網羅されているらしく、自宅パソコンに取り込んで壁紙にしたりもできる。









遙かなる時空の中で3 トリプルパック(限定版)
 (PS2 2006年)


 「遙か3」と「十六夜記」と「運命の迷宮」が3本セットになったもの。








KOEI The Best遙かなる時空の中で3−運命の迷宮− (PS2 2007年)


 上記「運命の迷宮」の廉価版。ゲームの内容は同じ。


遙かなる時空の中で3 with十六夜記 愛蔵版

機種:プレイステーションポータブル 2009年発売

 

PSP移植版。「3」と「十六夜記」の内容があわせて楽しめる。

 ただ、PSP版にはなぜかエンディング曲が収録されていないようです。要領オーバーで入らなかったのかな?

 

エンディングの後日談を計20本追加。通常エンドと十六夜エンドで各キャラ2本ずつ。朔、白龍、銀、知盛は1本ということなのでしょうね。

それぞれ丁寧に作られていて見ごたえがある、との評判です。ファンとしては当然見たい。見たいけど!

PS2版やりこんだ身としては、後日談のためだけに全部プレイし直すのはきついよ……。

PS2とPSPでデータ読み込むなんて無理なんでしょうが、何かこう、救済措置がないものか……と思ってしまいます。

 ちなみにPS2版では名前とセリフだけで顔が出てこなかった那須与一が、本作では出てくるもよう。なかなかカッコイイ、との評判ですよ。


遙かなる時空の中で3 with十六夜記 愛蔵版 プレミアムBOX

機種:プレイステーションポータブル 2009年発売

 

上記「十六夜記」愛蔵版の特典付きバージョンですね。

 特典の内容は、以下の通り。

 

「フォトライブラリ」……スチル集。「3」「十六夜記」の全スチル、PSP版から追加されたスチル20点を掲載。

「オリジナルドラマCD マル秘龍神温泉」……ギャグ系。キャラたちの会話が楽しいらしく、評判は上々。



コーエーテクモ The Best遙かなる時空の中で3 with十六夜記 愛蔵版
 (PSP 2013年)

 上記「十六夜記 愛蔵版」の廉価版。内容は同じ。









遙かなる時空の中で3−運命の迷宮(ラビリンス)−愛蔵版

機種:プレイステーションポータブル 2009年発売

 

「運命の迷宮」PSP移植版。

 プロローグイベント3本、攻略キャラのクリスマスイベント後の話、恋愛エンド後の後日談などが新規スチルと合わせて追加されている。






遙かなる時空の中で3−運命の迷宮−愛蔵版 トレジャーBOX

機種:プレイステーションポータブル 2009年発売

 

上記「運命の迷宮」愛蔵版の特典付きバージョンです。

 特典の内容は以下の通り。

 

「卓上フォトアルバム」

「スペシャルメッセージCD「ささめごと」」

「特製UMDケース」

「結晶モチーフ・キーチェーン&小箱」

「オリジナルUMDビデオ「禁じられた扉」」

 

「禁じられた扉」では、3つのifストーリーを見ることができます。

 1つは現代の学校が舞台のパラレル物、もう1つは泰衡・知盛・銀が絡む恋愛話、最後はいわゆる「平家の神子」。もしも主人公が将臣と一緒に平家に行っていたら……というやつですね。管理人も見たい。……けど、高い。




コーエーテクモThe Best
遙かなる時空の中で3−運命の迷宮−愛蔵版 
(PSP 2013年)


 上記「運命の迷宮 愛蔵版」の廉価版。ゲームの内容は同じ。







遙かなる時空の中で 夢浮橋 機種:ニンテンドーDS 2008年発売

 制作:ルビー・パーティー  キャラクターデザイン:水野十子

 CERO:B

 主人公:元宮あかね・高倉花梨・春日望美の中から1人を選択(名前変更可能)、声なし

 それ以外のキャラ:パートボイス

主な声優:三木眞一郎、関智一、高橋直純、宮田幸季、中尾茂、井上和彦、保志総一朗、石田彰、置鮎龍太郎、浜田賢二

 

「遙か」シリーズの番外編。

 1〜3までの主人公3人と、八葉24人が夢の競演。

 本来、生きる時代の違う人々が、どういう理屈で競演するのかというと。

 ある夜、いつものように眠りについた神子。しかし、目が覚めてみると、そこは「天界」という見知らぬ世界。

 どうやら天界の神様である北斗星君に、無理やり連れてこられたらしい。で、天界を守れ、と頭ごなしに命じられる。

 あまりにも理不尽な要求に、当然怒る神子たち。……龍神だって似たようなことしてるじゃないか、というのは、多分、言わないお約束なんでしょうね。

 

時空の異なる場所だから、違う時代の人たちが同時に集まる、なんてことも可能だったようです。

 物語が終わって目が覚めたら、天界での出来事は全部忘れてるっていう…… いわゆる「夢オチ」ですね。

 

 プレイヤーは、最初に3人の神子から1人を選び、最大24人の八葉と協力しつつ、天界からの脱出&残りの神子救出を目指すことになります。

 同時代の八葉とは恋愛イベント、違う時代の八葉とは友情イベントが起こります。

ただし、イベントの内容自体はかなり薄いです。

 このゲームの売りは、むしろ八葉同士の掛け合いがおもしろいこと、だと思います。

 この掛け合いイベント、その気になれば一周目でほとんど見ることができるので、最初に頑張り過ぎると周回プレイがきつくなります。正確には、飽きる(笑)。

 まあ、そもそも番外編ですし。最初に期待し過ぎなければ、そこそこ楽しめる内容にはなっているんじゃないかな、と思いました。


遙かなる時空の中で 夢浮橋Special

 機種:プレイステーション2 2009年発売

 

 上記「夢浮橋」のPS2移植版。わずか5ヶ月後に(イベントを大幅に追加して)移植版が出たため、ネット上では非難轟々だったらしい(笑)。

「新規スチル」、「双璧イベント」(特定の組み合わせの八葉2人と親密度を上げることによって起きるイベント&エンディング)、また、鬼の首領アクラム、平知盛&重衡、北斗星君&南斗星君とのイベント&エンディングが追加されています。

 あと、恋愛イベントについてはフルボイスとなっております。

 

 ……最初からこっちを出せよ、と言いたくなる気持ちはよくわかる(笑)。




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