このページでは、当サイトの「元ネタ」である原作ゲーム「遙かなる時空の中で3」について解説しています。


    1、「遙かなる時空の中で」とは

    2、物語の舞台

    3、「龍神の神子」とは

    4、神子の使命

    5、怨霊について

    6、キャラクターの年齢について

    7、源九郎義経・出生の秘密?

    8、鬼の一族について

    9、その他の違い

    10、小説を読む前に


1、「遙かなる時空の中で」とは


 「遙かなる時空の中で」はコーエーさんから出ている恋愛アドベンチャーゲームの人気シリーズです。
 主人公はごく普通の女子高生。
 ある時、不思議な力で異世界「京」へと召喚され、「京」の危機を救うため、「龍神の神子」(りゅうじんのみこ)として戦うことになります。

 神子を守る「八葉」(はちよう)と呼ばれる男性たちと共に戦い、絆を高め、やがて恋に落ちる、というのがゲームの主な流れ。

 恋愛ゲームというと、敬遠する人も居るかもしれませんが(かくいう管理人がそうだったのですが)、「遙か」は、恋の楽しさ・切なさを、ゲーム的なおもしろさと一緒に味わうことができる良作です。

 普通の人が思わず引いてしまう要素(BLや18禁、ロリなど)はありません。
 昨今の乙女ゲームには珍しく、キスシーンすらほとんど存在せず、でも甘さや愛しさ、優しさはたっぷり。なので、恋愛ゲーム初心者にもハードルの低いゲームですね。

 興味を持たれた方は、ぜひ遊んでみて下さい。


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2、物語の舞台


 ゲームの舞台は、現実世界の過去とよく似た異世界「京」。
 いわゆる和風ファンタジーであり、タイムスリップ歴史物に似た、異世界トリップ物です。

 シリーズ初タイトルの「遙かなる時空の中で」はだいたい西暦1000年くらい。
 「枕草紙」や「源氏物語」の頃、雅な王朝文化に彩られた京の町を舞台にしています。

 続編である「2」の舞台は、それよりおよそ100年後。院政初期の頃がモデルと思われます。
 そして「3」はいわゆる源平合戦の時代を舞台としています。



3、「龍神の神子」とは

 「龍神の神子」とは、異世界「京」に何らかの危機が訪れた時、京の守り神である「龍神」によって異世界から召喚される人間のこと。
 龍神と心を通わせ、その力を借りることができます。

 龍神の力とは、京の「龍脈」を巡る「五行」の力です。
 五行とは、万物の素になる力で、木・火・土・金・水の5つを指します。
 中国の「陰陽五行思想」などが元ネタになっているようですが、管理人も詳しくはわかりません(笑)。
 なんとなくそういうものなんだ、くらいに思っておいてください。


4、神子の使命


 龍神に選ばれた「神子」の使命。それは、京を守ることです。

 後述しますが、京には「怨霊」と呼ばれるものが存在します。
 その正体は蘇った死者であり、本来この世に存在してはならないもの。しかも彼らは、上記の「龍脈」から龍神のエネルギー源である「五行の力」を奪っています。

 彼らを野放しにしておくと、やがて世界のバランスが崩れ、重大な危機が訪れる…こともあります。
 怨霊を倒し、奪われた「五行の力」を取り戻し、世界のバランスを保つこと、が神子の基本的な役割と言えます。


5、怨霊について


 怨霊とは、現世をさまよう死者のこと。
 簡単にいえば、幽霊のようなもの。
 無念を抱いて死んだ魂が自然に怨霊と化すこともあれば、人為的に怨霊を生み出し、操る、呪術めいたものもあります。

 彼らに共通しているのは、現世への執着、深い悲しみ、無念の心。
 その多くは生きる者に憎しみをいだき、災いを為します。普通の人間にとっては、「化け物」以外の何物でもありません。
 姿は千差万別。死体が動き出したようなものから、動物や植物に似ているもの、中には生きた人間と見分けのつかないものも存在します。

 彼らには刀や弓といった武器も一応、効くようです。
 また、京では呪術や陰陽術が発達しているので、これらの術を用いて退治することもできます。

 ただし、彼らは実体のない「霊」。
 1度倒しても、時が経つとまた蘇ってしまいます。
 彼らを完全に消滅させるには、無念の心を浄化し、その魂を本来行くべき場所へと送ってやるしかありません。
 それができるのは、龍神に選ばれた「神子」だけです。


6、キャラクターの年齢について


 「遙か」の世界は現実世界の過去とよく似た異世界なので、歴史上の人物と同姓同名のキャラクターがたくさん出てきます。
 ただし、あくまで「異世界」ですので、人物設定には色々と違いがあります。
 その1つが年齢です。
 主な登場人物の年齢は、ゲーム開始時点の西暦1184年で、次のようになっています。


  源氏
   源九郎義経 26歳→22歳
   武蔵坊弁慶 生年不明→25歳
   梶原景時 生年不明→27歳

  平家
   平知盛 33歳→25歳
   平重衡 29歳→24歳
   平敦盛 16歳→18歳


 上記以外の人物については、「登場人物紹介」ページも参照してください。

 ちなみに遙か世界の年齢は、いわゆる「数え年」です。
 生まれた年を1歳とし、以降は正月を迎えるたびに年を重ねていきます。
 12月生まれの人だと、生まれた翌月には2歳になっちゃいますね…。


7、源九郎義経・出生の秘密?


 上記の年齢設定を見て「あれ?」と思われた方が居たら、かなりの歴史マニアだと思います(笑)。

 源九郎義経の父・義朝は、「平治の乱」の後、1160年に暗殺されています。
 物語の始まる24年も前。義経が22歳なら、計算が合いませんよね。

 「遙か」の世界では、義朝は平治の乱後、ある人物の助けで逃げ延びたことになっています。その後、常盤御前との間に義経が生まれた、と。
 なので、義経はれっきとした義朝の子です。


8、鬼の一族について


 「遙か」の世界と現実世界の違いの1つに、「鬼の一族」の存在があります。
 「鬼」と言っても、角が生えて金棒を持ったあの鬼ではありません。
 金髪や銀髪に、青い目と白い肌……要するに、西洋人のような外見の人たちです。

 彼らは色々と優れた能力や知識を持った一族でした。
 ですが、姿の違いなどもあって、京の人々との間に軋轢が生まれ、やがて対立に発展し、もともとの数が少なかったこともあって、次第に追いやられていったようです。

 シリーズ初タイトルである「遙かなる時空の中で」では、京を侵略した鬼の一族の首領との戦いが描かれます。
 これも、滅びゆく一族の最後の抵抗に近かったようです。
 戦いに敗れた鬼の一族はその後、歴史の表舞台には登場しなくなり、「3」の頃には、ほとんどその姿を見ることはありません。
 それでも、京には「鬼の一族」の存在自体は伝えられており、今でも恐れられ、迫害される存在となっています。


9、その他の違い


 文化・風俗などについても微妙に異なる点はあるようです。
 この時代、貴族や武士の成人男性は、髪を結い、部屋の中でも烏帽子を脱がないというのが普通だったようですが、「京」ではこの点、おおらかです。短髪も居れば長髪も居ますし、烏帽子などもきちんとかぶっていない場合があります。

 また、京の人々は、身長・体格も現代人並です。
 繰り返しになりますが、あくまで「よく似た異世界」ですので。当サイトでも、この点は柔軟にやっていきたいと思っています。ご了承ください。


10、小説を読む前に


 当サイトでは、「遙かなる時空の中で3」のゲーム本編をもとにした長編と、その番外編に当たる短編を取り扱っております。

 普通の女子高生・春日望美は、ある時、「龍神」という神様の力によって、「源平合戦の時代そっくりの異世界」に時空移動してしまいます。そこで源九郎義経と出会い、「源氏の神子」として戦うことになる……というのが、ゲーム本編のストーリー。

 当サイトでは、望美の幼なじみである有川将臣を主人公に、物語を追っていきます。

 望美と共に時空移動してしまった将臣は、「時空の狭間」で望美とはぐれ、3年以上昔……治承4年(西暦1180年)の冬の福原に飛ばされてしまいます。
 そこで平清盛と出会い、客人として平家一門に迎えられることになります。というのも、亡くなった平重盛(清盛の長男。別名・小松内府)と将臣が、たまたま瓜2つだったから。

 数年後、望美と再会した将臣は、蘇った小松内府――「還内府」として、平家一門を率い、戦場で戦っていました。
 将臣に何があったのか?望美視点のゲームだと、詳しいことはわかりません。

 現代の高校生が戦場に立つ覚悟をする……って並大抵のことじゃないはずですよね。なので、そうなるに到った経緯……平家の人たちとどんな時間を過ごしたのか、を書いていきたいと思っています。
 内容は管理人の夢想・オリジナルであり、原作ゲームとは全く関係ありません。
 また、古典の「平家物語」も一応、参考にさせていただいています。


 以上、少しでも関心を持っていただけたという方は、「小説を読む」のページにお進みください。
 楽しんでもらえたら嬉しく思います。




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