「遙かなる時空の中で6」プレイ日記

 

第5回「今度は軍の神子ですか?」

 

 ハイカラヤで里谷に会い、現状を確認した梓。

 愛宕山で軍に呼び出された「白龍の神子」は、そのまま軍に保護されたということがわかります。

 梓は彼女のことが気になるらしく、会ってみたいと思っている様子。

「神子同士は惹かれ合う」。

 そういう感覚、プレイヤーにはさっぱりなんですが(笑)、まあ、自分と似た立場の人間に会いたい、って気持ちはわからなくもない。

 里谷の協力も得て、白龍の神子のもとに忍び込むことになりました。

 

 ちなみに第2章は短いです。位置付けとしては間章みたいな感じ。

 白龍の神子とも、ちらっと顔を見ただけで、ほとんど話せないまま。

 政虎との約束の期限も過ぎ、これからどうするのか、再び途方に暮れる梓ですが……。

 

 その夜、ダリウスが会いに来ます。ようやく来たか。遅いよ。

「俺に隠し事をしているだろう?」

 おめーには言われたくねーよと思ったので「お互い様」と答えたのですが、「そんな言葉ではごまかされないよ」と返されました。

 いや、ごまかしてない。本心だから。梓、そんな気の弱そうな顔してないで、びしっと言ってやってよ。

 

「計画を話すと言ってあったのに、どうして待てない?本当にお転婆な猫だ……」

 

 ???

 いつ、計画を話す、なんて言ったっけ?

 むしろ、あんたが話してくれる気がなさそうだったから、勝手に動いてた、って認識なんですけど。

 てか、ダリウス、声が怖い(汗)。

 

 どうも彼は、梓が邸を抜け出しているのを知りつつ、黙認していたようです。

しかし白龍の神子と会ったことが逆鱗に触れたご様子。

「君は俺のものだ」と、今度はかなり本気で、言うことを聞かせに来ます。

 がんばれ、梓!力では勝てなくても、何かダメージになるようなこと言ってやれ!

 ……だめか……。

 こういうところは、普通の女の子だな。

 結局、梓を救ったのは梓自身ではなく、彼女のために祈ってくれた白龍の神子・駒野千代と、星の一族・萩尾九段でした。

 2人の神子の祈りが両者の間に「道」を作り、梓は鬼の檻から抜け出すことができた、ということのようです。

 

 暗い道を抜けると、目の前に千代と萩尾が居ます。

 自分は本当に逃げてきたんだ……と脱力する梓。千代と萩尾は、そんな梓を心からいたわってくれます。

 特に、千代が梓を見る目が、いかにも不憫そうで、可愛い妹を見るみたいに優しくて……。

 

 ……確かに。

これじゃ、「鬼に利用されたかわいそうな女の子」以外の何者でもない。「遙か1」のランや「2」の千歳と同じだ。

 ダリウスは、「彼女は強い意志を持ってここを出て行った」って言うけど、主人公としてはそうあってほしかったんだけど、残念ながら違うよね。傷つけられそうになったんで、逃げただけ。

 

 誤解のないように言うと、別に梓が間違ってるとか、何かおかしなことをしているというわけじゃない。

 ただ、主人公としては、正直、物足りない。

 もっとはっきり自分の意思を示してくれないと、この先、一癖も二癖もある攻略キャラたちがどうして彼女に惚れるのか、納得できないよ。

 

 ともかく第2章は終わり、続いて第3章。

 

 翌朝、帝国軍の邸で目覚めた梓。

 その後、千代と共に帝国軍参謀総長のもとへと呼び出され、色々質問されます。

 もっと責められるかとも思ったんですが、ここでの参謀総長は、さほど怖い印象はありません。とりあえずは「2人の神子」を歓迎している様子。

 

 ここからは帝国軍サイドの話が始まるってことですよね。半ば予想はしてた展開だけど、正直、気が重い……。

 プレイヤーの気持ちは、はからずも精鋭分隊隊長・有馬一が言ってくれました。

「さんざん鬼に利用された後で、帝国軍だって信用できるかどうか、わかったものじゃない」

 有馬のセリフは、この後、「……とでも思ってるんだろう?」と続くので、別にこっちの気持ちを代弁してくれてるわけじゃないんですが(笑)。

 

 ええ、思ってますよ。帝国軍だって、目的のために「神子の力」がほしいだけで、それってダリウスとどう違うの?って感じです。

「鬼と一緒にされるのは心外だ」って言われても、こっちの目には違いがわからないよ。

 

 で、この状況に対し、主人公・梓はどう考えているのか、というと。

 神子とは何か、鬼の一族の目的とは何か、も深く考えないまま過ごしていた結果が愛宕山の一件につながったわけで、その点は深く悔いているようです。

 自分の力でこの世界の人たちを傷つけてしまった、だから責任を取りたい――その考え自体は、わからなくもありません。

「私は元の世界に帰ることばかり考えていて……神子としての役目から逃げていました」。

 その意見にはうなずけない。「役目」って、梓はそれを自分で選んだわけじゃないよね?勝手に呼ばれただけで。

「これからは神子としての役目を果たし、帝都を守りたい」。

 ……そう思う理由がわかんない……。

「他人の痛みも我が事のように思ってしまう優しい女の子」なのかな。だから縁もゆかりもない帝都にそこまで思えるのか……。

 

 プレイヤーの希望はそうじゃありません。

 今になっても憎いとは思えない鬼の一族と、もう1度、正面から向き合うことです。

 できるなら、梓には「ダリウスたちのことをもっと知りたい。だけど、彼らに従ってるだけじゃ、本当の考えはわからない。だから今は彼らのもとを離れよう。そのために彼らと戦うことになったとしても……今度こそ、ちゃんと対等に向き合うんだ」みたいなことを、思ってほしかったんですが。

 梓は「人を傷つけた」ことを後悔し、それを繰り返したくないと思っているようですが、この世界で梓が「傷つけたくない」と思う相手って、まずは鬼の一族なんじゃないの?

 少なくとも、プレイヤーはそうです。だって、他に顔を知ってる人なんてほとんど居ないよね?

 

 現状、帝国軍に身を置くのは仕方ないのかもしれないけど、その動機が「帝都を守るため」っていうのが、何だかなあ……。

 梓は「自分の意思で決めたこと」って言うけど、プレイヤーの目には、また流されているようにしか見えない。

 だって、梓は帝都のことも、鬼の一族のことも、「怨霊」という存在が何なのかさえ、よく知らないじゃないですか。

 それでどうして「自分の意思で」戦える?

 本当にいいのか、梓?このままじゃ、それこそ「同じ過ちを繰り返す」ことになっちゃうよ?




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